【実際に行ってみた!】混雑なんてもういやだ!!快適な日帰り旅@湯河原

【国内観光編】

首都圏の一番身近な温泉地といえば、やっぱり箱根や熱海ですよね。

でも、最近はインバウンド客も多くて混みあっているし、熱海はインスタ映えが人気で多くの日本人観光客がきているし…。もっと気楽に自然も楽しめる温泉地はないのか~~~~~!!という心の叫びが爆発しそうな方に是非おすすめしたいのが箱根と熱海の間に位置する「湯河原」です!

実際に都内からも日帰りで行ける湯河原は箱根や熱海に比べると観光客も少なく、でも、自然はしっかり満喫して、かつ歴史も感じられる町です!

実際に行ってみての所要時間なども含めてご紹介します!

湯河原はどんな町??

湯河原は神奈川県の西南端に箱根町や小田原市、静岡県の熱海市などに隣接しています。

古くから箱根などと同様に温泉保養地として古くは万葉の時代から知られており、実際に万葉集には「あしがりの といのかふちに いずるゆの よにもたよらに ころがいはなくに」という歌が残されています。

また多くの画家にも愛され、湯河原の風景が絵画にも残されています。

湯河原は「さがみの小京都」にも認定されているそうです。

湯河原へアクセス方法

湯河原へは車でいくこともできますし、JR東海道線で東京からも熱海行きの電車にのれば乗り換えなしでいくこともできます。

ただ、個人的にはぜひJRで、かつグリーン車の2階席・進行方向の左側の窓側の席に座ることをおすすめしたいです。

というのも、小田原駅~真鶴駅にかけては海岸線を通るのですが、景色がよく、かつ迫力のある車窓を楽しめるからです。

湯河原観光スタート

10:20 湯河原駅からスタート

スタート地点となる湯河原駅は、木造の駅舎で建てられており、非常に温かい雰囲気でした。

ちなみに駅前には温泉を使った手洗い場があり、さっそく温泉を楽しめるようになっていました!

ちなみに湯河原の有名観光スポットに向かうバスは15~20分もあれば運行されているのですが、私が行った日はたまたま湯河原オレンジマラソンが開催されており、交通規制がある日でした。

ですが、もともとある目的のために一番奥の目的地までは歩こう!と思っていたので、歩くことにしました。

ちなみに湯河原には千歳川が流れているので、それに沿って歩くとハイキング気分が味わえます!

10:35 五所神社

最初の目的地である五所神社に到着です。五所神社は1300年前にこの地が開拓されたとき土肥郷(湯河原周辺の地名)の総鎮守として、天照大御神や素戔嗚尊などが祀られたそうです。

そして、鎌倉幕府を開いた源頼朝が伊豆から挙兵し、石橋山合戦の前夜ににここで戦勝祈願の護摩をたいたといわれているそうです。

こじんまりとした神社ですが、境内にはご神木の大きな楠や七福神の像が置かれており、ご利益がありそうな神社でした。

所要時間が10分もあれば十分見て回れるこじんまりした神社です。

11:15 万葉公園

五所神社からハイキングを続けることちょうど30分ぐらいで見えてくるのが万葉公園です。

ちょうど入口には万葉集に書かれた万葉歌碑が置かれています。

まるで千と千尋の神隠しを思わせるような洞窟を入っていくとそこから先には…

きれいな滝が流れていました!

この万葉公園ではこのような川が流れており、この川に沿って散策できるようになっています!

それ以外にもこの万葉公園の中には、湯河原の温泉のすばらしさを説き、旅人の願いを叶え、福をもたらす神様の使いとなった狸を祀る狸福神社や和歌山の熊野本宮から勧請したと伝えられる熊野神社などの神社もあります。

また、川沿いの遊歩道にはベンチもあるので、ゆっくり座って川のせせらぎを聞くこともできます。

今回、私は立ち寄らなかったのですが、この万葉公園に隣接する湯河原惣湯の玄関テラスはカフェを利用できたり、また惣湯テラスは予約制になりますが日帰り温泉や食事が楽しめます。

11:50 不動滝

ようやく目的地である不動滝に到着です!この不動滝の名前の由来は、この滝のほとりに不動明王が祀られているからだそうです。左側に身代わり不動尊、右側に出世大黒尊が祀られており、お参りしました。

またこの不動滝にはかの文豪・夏目漱石が訪れており、「明暗」という小説の主人公がこの不動滝に向かうシーンも描かれているそうです。(私は読んだことないので、いつかは読んでみたいですね)

そして、私がこの不動滝で楽しみにしていたのが足湯です!!滝のそばにあるお茶屋さんでは、1品注文するのに加えて100円で利用できるのです!(ちなみにテレビでも何度か紹介されたことのある足湯です)

しかもこの足湯は源泉かけ流しで、温度が本当に暑いけど気持ちいい…!というもう足の疲れが吹き飛ぶような気持ちよさでした。

その日は春の初めにしては結構暑い日だったので、私ぐらいしか足湯をやる人がいなくて、独り占めの状態ですごくラッキーでした!

お茶屋の奥様もいろいろと話しかけてくださり、もっとお湯出していいわよなど、いろいろと気にかけてくださり、ありがたかったです…!ただ、やはり暑くて足湯は10分が限界でした。秋とか冬であれば本当にもっと長く浸かっていたくなります。

※ちなみに車で行くには駐車場が周辺にはないので、お気をつけください。

12:30 町立湯河原美術館

不動滝から下って徒歩10分のところにあるのが町立湯河原美術館です。(入場料は600円でした)

もともと老舗旅館だったところを改装し、湯河原に縁のある近代日本画の巨匠・竹内栖鳳や日本洋画界の重鎮・安井曾太郎らの絵画が展示されています。正直なところ、私は芸術にものすごく興味がある人間ではないので、所要時間は長くても40分ぐらいで終わりました。

かわいらしい絵も展示されており、町を挙げて新しい芸術家さんを応援している雰囲気が感じられる美術館で素敵だなと思いました。

13:30 光風荘

美術館からさらに下って徒歩10分で光風荘というところにやってきました。ここは無料で入れました。

ここはなんと歴史でも習う2.26事件のもう一つの舞台となったところでした。2.26事件って東京じゃなかったけと思った方、大正解です。2.26事件は陸軍青年将校らが内閣総理大臣や内務大臣を襲撃した事件で東京で行われましたが、実はこの湯河原に滞在していた元・内務大臣の牧野伯爵も実は同じように襲撃されていたのも含め、2.26事件と呼ぶのだそうです。

実際にこの光風荘は今もある伊藤屋という旅館の別館で、事件当日にその当時の光風荘は焼け落ちてしまったので、この光風荘は再建されたものになります。中にはその2.26事件の犯人の持ち物や当時の新聞などがたくさん展示されており、またボランティアガイドさんが無料で説明してくださいました。

正直は私はこの湯河原も2.26事件の舞台になったことを知らず、思いがけない歴史の勉強になりました。

(ちなみにここにも駐車場はありません。しかも14:30までしか開いていないので、もし行ってみたい方はお時間にご注意ください)

14:10 日帰り温泉こごめ湯

そして、本日の一番の目的だった日帰り温泉にやってきました!場所は先ほどの光風荘のすぐ裏手にあります。

湯河原の温泉は、古来から万病にきくと伝えられており、かつ美人の湯ともいわれています。

ちなみにこのこごみ湯の看板によると美人(美肌)の湯といわれるには、必ず弱酸性であること、ナトリウムイオンとカルシウムイオンを適量含有していないとだめなんだそうです。で、このこごみ湯にはちゃんとそのいずれも成分が含まれているよとのことでした!実際に入ってみて気持ちよかったです!

ちなみに館内は昭和レトロという雰囲気でした。マラソンが終わった後なので、そこそこ混んではいましたが許容範囲という感じの混み具合でしたね。ただ、町営の割には料金は1100円で少しお高めです。タオルは+αで借りられるのですが、注意したいのが、女性陣に大事なドライヤーや化粧水、シャンプー・リンスといった必需品は持ち込みになります…!メイク落としもないです…。

なので、そこを気にされる方は別の日帰りの場所の方がいいかもしれません。

ただ、こごめ湯のいいところは予約なしで入れるので、ただ浸かれればいい!という人には観光地の真ん中にあるのでおすすめです。

15:40 ちぼり湯河原スイーツファクトリー

こごめ湯で温泉に入ったあとはバスで湯河原駅の方へ。まだ帰るには少し早いかなと思い、駅から歩いて5分のところにあるちぼり湯河原スイーツファクトリーに立ち寄ることにしました。

私は正直(株)ちぼりホールディングスのことは知らなかったのですが、山梨や湯河原を中心に贈答用のクッキーなどの洋菓子を販売しているお菓子屋さんでした。

HPで調べるとこの湯河原スイーツファクトリーにはミニ工場見学ができたり、カフェでクッキーバイキングがあるとのことでした。

ただ、私が行った日は日曜日だったので、ミニ工場見学はできなかったのですが、2階には(株)ちぼりホールディングスの歴史の展示パネルがあり、子供にもわかりやすい展示内容になっていたので、とてもおもしろかったです!

またクッキーバイキングは日曜日ということもあり、親子づれでとても混んでいました。なので、私自身はクッキーバイキングをすることができなかったのですが、お子さんと一緒に行くにはいいところだなと思いました。

もちろん、大人にとってもクッキーや洋菓子以外の食べ物や雑貨も売っているので、ショッピングやお土産として買いにくるのにもいいところです!

16:30 帰宅の途へ…

以上が今回の湯河原に実際に行ってみた!でした。

ちょっと有名な温泉地で温泉に入りたい、インバウンドや人が少ないところに行きたい、ちょっと自然に癒されたい…、食べ歩きはあまりしなくていいかな…、という方にはゆっくり散策できるのでおすすめです。

今回、特に私が行って楽しかったのは「万葉公園」でした!散策にもちょうどよく公園内には川のそばに座れるベンチもたくさんあったので、自然の中でゆっくりしたいなという方には本当におすすめでした!

もし、皆さんも箱根も熱海も人が多くていやだ!という方はぜひ行ってみてください!

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