岩国錦帯を効率的に観光しよう!!~実際に行ってみて検証~

【国内観光編】

広島に来てみたけど、他に観光できるところないかな…と思う方、広島から1時間、宮島口から20分で行ける岩国の錦帯橋に行ってみるのはいかがですか?

まだそんなに外国人観光客も広島の宮島に比べて少ないので、宮島の混み具合ほどではありません。

実際に行ってみて効率的に回る方法、また錦帯橋以外に見ることができるものや所要時間もご紹介します。

岩国ってどこ?歴史は?

岩国は山口県の東部にある市で、米軍基地や海上自衛隊の基地があり、山口県の中で2番目に広い市です。

もともと岩国は旧国名の時は周防国に含まれ、安芸国(’あき’の宮島の安芸です!)との国境として、かつ交通の要塞でした。関ヶ原の戦いの後に岩国藩の初代藩主になった吉川広家(毛利氏の領地内で3万石の地を分け与えられた)によって山陽道に近く、輸送に困らない川の近くであった横山に岩国城が建てられました(ただし、1615年の一国一城令により、廃城になります)。

その岩国藩はその城があった横山の麓側に藩主や重臣などの屋敷が置かれた一方で、錦川を挟んだ反対側の地区に家臣団の屋敷や町人の住む場所として城下町が川を挟んでの2地区に分かれていました。

そのため、川を行き来するための橋が必要で、度重なる洪水にも耐えられるように架けられたのが五つのアーチが連なる錦帯橋です。

そして、江戸時代中期と後期には⽊曽の桟、甲斐の猿橋と一緒に三奇橋の一つと云われ、浮世絵にも描かれ、宮島、金毘羅山とならず西国の名所として多くの人が訪れたそうです。

岩国への行き方

岩国市へは羽田空港から航路で行くことができます。

ちなみに岩国錦帯橋空港は米軍基地の滑走路を利用している日本でも2つしかない空港の1つです(なので、岩国錦帯橋空港で滑走路内は撮影禁止されています)。

また、個人的には、羽田空港から出発して宮島観光→広島市内観光を考えているのであれば、広島空港ではなく、岩国錦帯橋空港を経由していくほうが効率がいいのかなと思っています。というのも、広島空港って広島市よりも西にあるので、車で50分ぐらいかかるんですよね…。

逆に岩国錦帯橋空港から岩国駅まではバスで10分、岩国駅から宮島口までは電車で20分なので、広島空港から広島駅に行くよりも少し早めに、もしくは同じぐらいの時間で宮島に行けちゃうんです。

別の方法としては新幹線で新岩国駅で下車の方法もありますが、新岩国駅にはのぞみは止まらないので、東京方面からであれば広島駅でこだまに乗り換える必要があります。もしくは広島でローカル線で乗り換えて岩国駅で下車する必要があります。

ただ、難点は岩国駅へのバスは各飛行機到着時間に合わせて1本しかなく、激混みです。もし、荷物が多いのであれば予めタクシーを予約して呼んでおいたほうが絶対にいいです。

錦帯橋までの行き方

錦帯橋まではバスを利用します。

岩国駅からバスが20~30分に1本出ており(時間帯によっては異なる)、片道300円でした(2024年3月現在)。※Suica利用できました。

岩国駅では駅の西口に、錦帯橋の近くのバス停は錦帯橋のすぐ近くに停まるので、迷うことはありません。

※荷物が心配な方は岩国駅のコインロッカーに預けることもできますし、錦帯橋のバス停のところにもコインロッカーがあります。

 ただ、バスが混んでいると大きい荷物を持ったままは大変だと思うので、岩国駅に戻られることが決まっているときは、岩国駅で預けましょう!

また、車で行くことも可能で、周辺に駐車場もあります。ただ桜のシーズンだと車で行くと混んでいる可能性が高いので、そこは十分注意してください。

実際に私が観光したルートと時間のご紹介

まず、私が錦帯橋に到着したのは朝の9時半ごろでした。3連休の初日でしたが、この時間は錦帯橋にいる人はまばらで非常に観光しやすい時間でした。(※ちなみに私はその日は羽田空港発の1番最初の便に乗って岩国へ向かっていました。)

9:30 錦帯橋到着

錦帯橋の入口で錦帯橋を渡りたい場合、入場券の購入が必要です。

錦帯橋の入場料は往復で310円ですが、この後岩国城に行こうと思っている方は、ここで岩国城とロープウェイも利用できるセット券を購入するのが非常におすすめです。セット券だと970円で全部で170円お得に買うことができます。

橋自体は人混みが多くなかったので5分もあれば渡れましたが、混んでるとおそらくそこまでスムーズにはいけないと思います。橋の上で写真を撮る人も多いと思うので…

9:40 錦帯橋を渡り、吉香公園へ

橋を渡り、終わったところにあ吉香公園はもともと旧岩国高校の跡地に作られた公園で、園内には岩国白ヘビの館や柏原美術館、吉香資料館、吉香神社、吉香 鵜の里などがあります。

9:45 吉香 鵜の里

錦川では古くより、鵜を利用して川魚を採る鵜飼が伝統で、今でもその鵜飼が夏の風物詩として行われています。その時に活躍する鵜がここで飼育されており、また隣の小屋では鵜飼に関する歴史や説明のパネルを見ることができます。

鵜も採った魚を取られちゃうのはかわいそうだなと思いつつも、でも伝統のひとつではあるんだよな…としみじみします。

10:00 岩国白ヘビの館

白ヘビはアオダイショウのアルビノですが、岩国では昔からこの白ヘビの目撃例が多く、今では国の天然記念物として、岩国を代表する動物になっています。

そんな白ヘビが見つかった場所の紹介やヘビの生態などについて説明しているのがこの白ヘビかんです。

実際に白ヘビが飼育されているので、ご利益をもらえるかなと思っています。

ちなみにこの白ヘビの館に入るには別途料金が必要で、200円かかります。

10:15 ロープウェイ乗車

ロープウェイは15分間隔で運行しており、この時はとくに並ばず、1回ですぐに乗車することができました。また、セット券で買っていたので、わざわざ購入する時間も省けたので、非常にスムーズでした。

またロープウェイの所要時間は3分なので、すぐ到着します。

またロープウェイを使わずに岩国城まで行くこともできますが、歩くと20分かかるので時間を節約したい方はロープウェイを利用しましょう。

景色も楽しめるので、一石二鳥です。

山頂の駅に到着すると山道を行くか、山道を行くかの2択があります。

もし、ちょっとしたハイキング気分を味わいたい方は山道の方を、ヒールをはいてきてしまったり、足腰にちょっと…という方は遊歩道の方をご利用ください。

ちなみに山道の方を歩くと石垣をまじかで見ることができます。

一方で遊歩道側を歩くとこの大釣井のようなお城の跡のものを見ることができます。

10:30 岩国城到着

岩国城は1615年の一国一城令で廃城になったため、今ある岩国城は1962年に再現されたものです。

そしてはっきり言いますが、鉄筋コンクリートなので、そこは誤解なきよう…。

場内は岩国城についてのパネルや刀などが展示してあり、また岩国の有名人の写真が飾られています(はっきり言って誰?という人ばっかりでしたが、そんな人がいたんだねという岩国出身者以外は思ううと思います(笑))。

ただ、一番上の階から外の景色を見れるので、記念に入ってみるのがいいと思います。

また、二の丸跡地からはこのような景色を見ることも可能です。※奥が瀬戸内海の方です。

11:15 再度ロープウェイで下へ

岩国城をじっくり見ない限り、そして、写真もたくさん撮ったりしなければ、見学時間はそこまでかかりません。

ただ、この時間帯から少し混み始めて、下りのロープウェイも乗るのにも列ができ始めました。

11:20 吉香公園を再度散策

ロープウェイに乗る前に行けなかった吉香神社や江戸時代の中級武家屋敷である旧 目加田家住宅などを見学しました。

ちなみに吉香神社の鳥居には某テレビ番組で紹介されていた鳥居の上に石を置く…というのが実際に行われていてびっくりでした。

11:45 錦帯橋の真下へ

錦帯橋の近くでは川の岸辺に簡単に行くことができます。

なので、錦帯橋の構造を真下からよく見ることもできますし、清流と呼ばれる錦川の川のきれいさも堪能できます。

ただ注意が必要なのは、川辺は大きめの石などが多いので、運動靴でないと歩くのは大変です。なので、川の近くに行きたいと考えている方は、なるべく運動靴で行くことをおすすめします。

ちなみに吉香公園側にはテレビでも紹介されたソフトクリームの種類の取り扱い数が日本一のむさしさんがありました。この時間帯になると結構な家族連れが食べてましたね。

12:15 帰りのバスを待つためにバス停へ

本来であれば、柏原美術館、吉香資料館にも行ってみたいなとは思っていたのですが、私はこの後の後続の予定があったので、これくらいにして錦帯橋を後にすることにしました。

ちなみにこの時間でも帰りのバスは混み始めていたので、やはり早い人だと午前中に来て観光が終わってしまうようでした。

でも、私自身、時間があれば城下町のおもかげが残る七町の方も散策してみたかったなと思いました。

まとめ

人気の宮島からも近くてさくさくと回れる錦帯橋の情報はいかがでしたでしょうか?

早いと3時間ぐらいで主要なところは全て回ることができます。

また、行くならぜひ朝の早い時間帯が人が少なくておすすめです!

さらに春は桜、夏は鵜飼、秋には紅葉、冬にはうまく合えば雪…なんてこともあるかもしれません。

そのほかにも岩国はれんこんが有名なので、れんこんを使ったお土産や名物の岩国寿司などおいしいものがたくさんあります。

あとは錦川の清流に代表されるように水がきれいなので、全国的に有名な獺祭などの地酒が豊富なところでもあります!

ぜひ、行先に追加されてみてはいかがでしょうか?

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